適切な断食は、身体の体調を整えダイエットに効果的です。今回は、断食の効果とやり方についてご紹介します。やり方を間違えると、身体に悪影響となりますので、適切なやり方で行ってください。
【1.断食とは?】
断食(ファスティング)とは、もともとは宗教の儀式として行われていました。今では、ダイエット法や研候補として広まっています。
断食と言っても期間ややり方はさまざまです。間欠的ファスティングは、食事を一切取らない、またはカロリー摂取量を大幅に減らす断食です。食事時間制限による断食もあります。これは、1日のうち4~6時間の間で食事を済ませる方法です。期間的ファスティングは、数日間の断食を行うため、最も厳しい断食方法と言われています。
プチ断食の真の目的は、内臓をしっかりと休ませて、体調を整えることです。胃腸は7~8時間ほどで消化を完了します。そのため、8時間以上あけなければ、胃腸を休める時間がありません。1日に限定して、何も食べない、野菜ジュースと水だけなどと好みの方法で胃腸を休ませます。期間も3日ほど行う人もいるので、明確な決まりはありません。
【2.断食の効果①美肌になれる】
断食の効果として、美肌効果があります。断食によって、腸内の老廃物排出させることができます。そのため、血液がさらさらになって、栄養の運搬が十分に行われるようになります。その結果、肌のくすみをとることができます。胃腸を休ませると免疫力がアップするため、ニキビや肌荒れを防ぐこともできます。
【3. 断食の効果②便秘が解消する】
便秘の原因は、腸の働きの低下です。断食によって腸が休まり、消化機能も健康な状態に戻ります。また、空腹時には「モチリン」という酵素が分泌されます。この酵素は、腸のぜん道運動、腸を収縮して排便を促す運動を促すため、便秘解消が期待できます。
【4. 断食の効果③ダイエット】
ダイエット効果はプチ断食の真の目的ではありませんが、摂取カロリーを抑えることで結果的にダイエットにつながります。体を健康な状態に戻すことができるので、痩せやすい体質への体質改善も期待できます。ハードな食事制限を続けるよりは、健康的なダイエット方法と言えるかもしれません。
【5. 断食の効果④食事改善】
プチ断食をすると、少量で満腹感を得られるようになったり、薄味派になったり、普段の食生活に変化が出ます。これは、身体の機能が元通りになったという証です。健康な体に近づいているため、自分で好んで体にいいものを求めるようになります。
【6.断食のやり方】
プチ断食をするためには、まず準備が必要です。いきなり断食をしてしまうと、身体がついていかず辛いだけなので、しっかりと準備を行います。
断食をする1~2日前から食べる量を減らしていきます。少量や食べ物を食べない状態に胃を慣れさせる期間です。いつもより量は少なめで、フルーツや野菜を多めにとります。丼ものや焼き肉などのがっつりとした食事は避けましょう。
断食の最中は、水だけ、水+野菜ジュースなど自分で決めて水分を取ります。コーヒーやお酒は避けてくださいね。飲むものは自分で決めますが、水は1日1.5リットル以上飲むよう心掛けてください。断食の期間の水分は重要で、たくさん水を飲むことでデトックス効果が期待できます。期間についても、1~3日程度がおすすめです。いきなり3日はしんどいと感じてしまうため、最初は短期間から初めてみましょう。
断食の後は、回復に努めます。すぐにいつもの食事に戻すと、胃腸がびっくりしてしまいます。また、これまで摂取していなかった分のカロリーを吸収しようとします。そのため、消化の良いものや野菜、フルーツなどを食べるようにします。
【7.最近の注目は酵素断食】
最近は、ダイエットのために酵素を飲むという方が増えています。その酵素を利用した酵素断食が注目されています。
酵素断食は、体内の消化機能、免疫機能を高め、代謝をあげることでダイエットにつなげることを目的としています。酵素は、もともと人間の体の中に存在するものです。多くの種類があり、消化を助けたり、代謝を促進したり、さまざまな効果があります。酵素は加齢やストレスによって、体内での生成量が減少します。減少した分、酵素を飲んで補おうというわけです。
酵素断食を行う際には、1日に断食用酵素ドリンクと水を2リットル以上飲んでください。一気に飲むのではく、少しずつ飲んで体内のリセットを行います。断食用酵素ドリンクは、市販の酵素ドリンクを水で薄めて作ることができます。酵素は熱に弱いので、加熱しないよう注意してください。
まとめ
いかがでしたか。プチ断食は、適切に行うことで体にとても良いダイエット方法です。断食の前準備と回復食も重要になりますので、しっかりと時間をかけて行ってください。さまざまな効果が期待できますが、無理は禁物です。自分の体調と相談しながら、健康的に断食を行ってみてください。