ダイエットをはじめると1ヶ月めは順調に痩せても、その後なかなか体重が減らなくなることがあります。これを「ダイエットの停滞期」といいますが、1ヶ月くらいで痩せにくくなるのには理由があります。
停滞期を乗り越えて、効率よく痩せる方法について紹介します。
【1.停滞期乗り越え方法①甘いものを少し食べる】
ダイエットの計画をたててカロリーを減らしたり運動をしても痩せにくくなる停滞期ですが、それは身体が少ないカロリーに慣れてしまって低燃費モードになっているからです。
ダイエットのために炭水化物を減らすと、すぐにエネルギーになるものがないので私たちの身体は低燃費モードになりやすいです。停滞期で体重が減りにくいからといって、食事を少なくしたり無理に運動すると体調を悪くしてしまいます。
ダイエットの停滞期を乗り越えて痩せるには、モードを切り替えるために「あえて甘いものを少し食べる」のがおすすめです。身体が低燃費なのはエネルギーが足りないからなので、ちょこっと充電する程度に甘いものを食べると「エネルギーがある」と身体は誤解してくれます。
ここで気をつけたいのは、リバウンドです。いつも通りの食事にスイーツを1つ取り入れる程度におさえて、ダイエットの計画はそのまま続けるのがベストです。
【2.停滞期乗り越え方法②栄養と水分を補給する】
ダイエットのために食事を減らしているなら、その栄養バランスを見直すと停滞期を乗り越えられます。ダイエットを開始して1ヶ月めだけスムーズに痩せていたら、脂肪より身体の水分量が減っている可能性があります。
水分は、私たちの身体のうち60%ほどが適量です。水分が減ってしまうと身体に必要な栄養が運ばれないままになって、栄養素の交通渋滞になってしまいます。
不足している栄養がないか食事を見直してみて、足りていない栄養をサプリなどで補いつつ水分をとったほうが痩せやすくなります。簡単に栄養バランスを良くするなら、牛乳がおすすめです。
牛乳は水分補給になり、ビタミンC以外の栄養のバランスもいいです。そのうえ牛乳は脂肪の分解を助けて身体に脂肪をつきにくくしてくれます。
飲むタイミングは夜寝る前か食べる前に1日1回・150~200mlくらいがいいです。
【3.停滞期乗り越え方法③ぬか漬けを食べる】
ダイエットのために野菜を食べているなら、1日に2切れくらいのぬか漬けを食べるのも停滞期を乗り越えるのに役立ちます。
お米からできる糠(ぬか)は、脂肪の代謝をたすける栄養素が豊富です。新陳代謝を活発にしてくれるのでダイエット停滞期の低燃費モードを高燃費に切り替えるのに、とても活躍してくれます。
1日に2切れくらいにするのは、ぬか漬けは塩分があるので食べる量が多いと、むくみやすくなるからです。もし近くにお米屋さんがあって自家精米していたら、そこで食べられる糠を買うのもおすすめです。
糠を買った場合はフライパンで煎って、きな粉ほどの色にしておくと冷凍庫で2ヶ月保存できます。煎った糠は1日に大さじ2杯くらいを料理や飲み物にまぜると、コスパもよく無理のないバランス栄養食になります。
【4.停滞期乗り越え方法④ホルモンバランスを整える】
ダイエット中は、ホルモンバランスにも注意したいです。停滞期になって痩せないことで気分がトーンダウンしていると、かえって低燃費モードが続いてしまいます。長いあいだダイエットしているのに体重が減らないときは、サイズダウンしているかをチェックして欲しいです。
気になる部分がスリムになっているなら、あまり体重にこだわらないほうがいいです。それとは逆に、思っていた場所と違うところが痩せていた場合はホルモンバランスが崩れています。
毎月の生理周期が乱れているなど思い当たることがあるなら、鉄分の多いレバーやヒジキなどを食べるのがおすすめです。
痩せないことで悩んでしまうとホルモンバランスが崩れてしまうので、思い切り楽しめる映画や好きなアーティストのコンサートなど食べる以外のハマれるものでストレス発散するのもいいです。笑ったり感情を表現すると、血行が良くなり代謝もアップします。
ダイエットの停滞期は体質が変わるサイン
ダイエットをしていると、必ず停滞期はおとずれます。それは身体を動かすエネルギーが少ないために、ホメオスタシスという低燃費モードになっているせいです。
低燃費モードから高燃費の痩せやすい体質になるためには、栄養とホルモンのバランスを整えるのが重要です。
体脂肪をエネルギーに変えるのは難しいので、食事を減らしすぎて不足すると骨や筋肉を消費して身体を動かすようになります。そうならないためにタンパク質やカルシウム・ビタミン類を補って、脂肪をエネルギーに使うように身体を騙すことで痩せる体質に変われます。
短期間集中で食事をひかえたダイエットをして痩せたあと、すぐに食生活を元にもどしてしまうとスタイルを維持しづらいです。ダイエットの停滞期は誰にでもあるものなので体質が変わるサインと割り切って、食べる以外の趣味に没頭するのをおすすめします。