問題は4つ!炭水化物ダイエットがリバウンドしやすい理由

炭水化物ダイエットは、上手くいけば大幅に体重を落とすことができる魅力的なダイエット方法です。

でも、炭水化物ダイエットは、リバウンドをしてしまう人も多く、なかなか上手く実践できない人が多いのです。

その原因は何でしょうか?今回は炭水化物ダイエットがリバウンドしやすい4つの問題について注目してみたいと思います。

【1.炭水化物好きにはストレスが大きいから】

「ご飯」「パン」「麺類」などの炭水化物が大好きな人にとって、炭水化物を大幅に制限する炭水化物ダイエットは大きなストレスになります。

炭水化物ダイエットでは、炭水化物を抜いた分だけ、おかずを多く摂取して栄養をカバーする必要が出てきます。

しかし、人によってはおかずが多くなると、「白飯が欲しい!」と余計に炭水化物が恋しくなってしまうこともあります。

1日や2日であれば、ダイエットで我慢することもできます。

しかし、1週間、2週間と大好きな炭水化物を抜いてしまうと、ストレスが溜まり過ぎてしまい、ちょっとしたきっかけで暴食暴飲へ走ってしまう可能性が出てきてしまいます。

ストレスが強いダイエットはリバウンドをしやすいため、炭水化物が大好きな人は、炭水化物ダイエットには向きません。

どうしても炭水化物ダイエットをするのであれば、炭水化物をいきなりゼロにするのではなく、今までの量の半分くらいにすることをおすすめします。

お米であれば、大人用の茶碗ではなく、子供用のお茶碗を使ってみましょう。

【2.エネルギー不足になりやすいから】

炭水化物は一言でいえば、人間の「原動力=エネルギー」です。

炭水化物ダイエットは、人間の原動力(エネルギー)を抜くダイエットのため、人によってはエネルギー不足になってしまう危険があります。

普段からデスクワークが多く、あまり運動をしない人には、炭水化物ダイエットをしてもエネルギー不足になる可能性は低いでしょう。

しかし、営業職で外回りをしていたり、ガテン系の仕事をしている人は、仕事をするのにエネルギーが必要となるため、炭水化物を極端に抜くと仕事にも悪影響が出る恐れがあります。

そのため、健康的に炭水化物ダイエットをするのであれば、自分が一日にどのくらいの「基礎代謝」があるのかよく把握しておく必要があります。

最近の体重計には、簡単に基礎代謝も計測できる機能がついているものが多いので、体重を測る時に基礎代謝も一緒にチェックしておくようにしましょう。

1日の基礎代謝は個々によって全く違います。

当然、1日に必要としている炭水化物の量も異なりますので、まずは自分で自分のことをよく知ることが重要です。

【3.体が飢餓感を覚えるから】

炭水化物はカロリーが高いので、極端に抜けば短期間でも十分に結果を出すことができます。

そのため、短期間で痩せたい人が、極端に炭水化物を抜くことも珍しくありません。

しかし、炭水化物を短時間で大量に抜くと、体がそれについていくことができず、「このままでは危ない!」と体が危険を察知し、飢餓を避けるために、脂肪を貯めこもうとします。

身体が痩せにくい体質になってしまうと、どんなに炭水化物を抜いてもなかなか体重が落ちにくくなってしまいます。

脂肪が燃えやすい代謝の良い体質になるためには、極端な飢餓感を体に与えないダイエット必要になります。

炭水化物を抜いて飢餓感を感じさせないように、炭水化物以外の食事の質を上げましょう。

ささみや鶏ムネなどボリュームのある良質なタンパク質を多く取り、空腹感を少しでも減らすことが大切です。

この時、濃いめの味付けにしてしまうと、余計にタンパク質が欲しくなり、暴食暴飲でリバウンドをする可能性があるので、あくまで「薄味」に仕上げましょう。

【4.一生続けることが難しいから】

炭水化物ダイエットの一番の問題は、「一生続けることが難しい」という点です。

よほどご飯や麺類などの炭水化物が嫌いな人でない限り、炭水化物を抜くことは食べることが好きな人にとっては苦痛になります。

一時炭水化物ダイエットで痩せることができたとしても、その後も続けることは厳しいでしょう。

特に食べ盛りの学生や、働き盛りの20代で極端に炭水化物を抜くのは危険です。

運動量が多いのに、エネルギーが足りない生活を続けていたら、いつか体調を崩してしまう可能性も考えられます。

運動量が少なくなった50代や60代が炭水化物を抜くのと、基礎代謝が高くエネルギーを多く必要としている10代や20代が炭水化物を抜くのでは、健康面でも意味が異なってきます。

中高年の肥満は糖尿病などのリスクを引き起こすため、炭水化物ダイエットは生活習慣病の予防におすすめです。

しかし、10代や20代は運動量が多いので、体が必要としているエネルギーをしっかり補給しないと、勉学や仕事でやる気が起こらなくなってしまい不健康です。

よほど肥満で炭水化物の量を摂りすぎているケースを除き、10代や20代は炭水化物ダイエットをするよりも、運動量を増やしてダイエットをしたほうが健康的でおすすめです。

■まとめ

炭水化物を健康的に行うのであれば、まずは自分の基礎代謝を計測しましょう。

基礎代謝を把握した上で、1日に必要な炭水化物の量を計算して摂取するようにしましょう。

炭水化物を食べなくても、おかずだけで満足できるように、料理を薄味にするのがポイントです。

炭水化物ダイエットでリバウンドを避けるためには、短期間でいきなり痩せようとせず、少しずつ量を減らして痩せることが大切です。

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