相手と親しくなり、思い通りに動かすために詐欺師は「コールドリーディング」というテクニックを使います。
悪用は厳禁ですが、他人と仲良くなるための方法として、「コールドリーディング」を紹介します。
始めに自分のことを話す
「コールドリーディング」とは、相手との会話で相手の心を読み取っているように思わせるテクニックです。
はじめに自分のことを話す事で相手は安心します。それから相手の本音を引き出して、相手からの信頼を得ることができます。
相手に「自分の心の中をあなたに見せてますよ」とアピールすることで、相手が無意識に本心を伝えるように誘導しているのです。
まず始めに自分のことを話すというテクニックは「コールドリーディング」の基本であり、詐欺師もよく使う技の一つです。
信頼を得たら、次は頼る
他人を動かすためには、信頼を得るだけでは足りません。
信頼を得たら次は相手を頼りましょう。
「これ教えてくれない?」「不安だからここに一緒に行かない?」と相手のことを頼っている仕草、言動を見せましょう。
信頼を得てから頼ることで、相手との親密度が高まります。
さらに「あなただから頼っている」という姿勢を見せることで、相手はさらにあなたを信頼するようになります。
お互いになくてはならない状態を作り上げれば、かなり親密度があがったと言えるでしょう。
誰にでもありそうな悩みを使う
このテクニックは「ストックスピール」と言われるもので、詐欺師の他に占い師もよく使います。
例えば、「裏切られたことがありますね」「深く傷ついた経験がありますね」「本当にこの選択でよかったか悩んだことがありますね」など。
聞いている相手は、「どうして知っているの?」と思いますが、客観的に考えれば誰にでも経験のあることなんです。
そういった方法で相手の信頼を得るテクニックも存在します。
約束は必ず守る
信頼を得るためには「約束を守る」ということは必須です。約束や話の内容が、どうせ嘘でしょと思われたら信頼は失われます。
「集合時間を守る」など、ささいな約束もしっかりと守るようにしましょう。
約束を守る以外にも、「一番に駆けつける」や「いつでも相談に乗る」なども有効な手法です。
一度信頼を得れば、相手もあなたに協力的になってくれます。
「詐欺師」と聞くと人を騙すイメージが強いですが、裏を返すと人を信頼させる能力が高い人だとも言えます。
他人から信頼される人になりたいのであれば、試してみてください。