東京の小さなおすすめ美術館4か所まとめ

東京には個性的な小さな美術館があります。大きな美術館は行きにくいけど、小さな美術館ならショッピングのついでにちょっと寄れるかも。今回は建物もステキな、小さな美術館を4つご紹介しますよ。

 

■東京都庭園美術館(目黒区)

58_sub2参考:http://www.teien-art-museum.ne.jp/

 

こちらはアール・デコ様式の建物を使った優美な美術館です。昭和8年に、皇族の朝香宮亭として建てられたもので、建物の外も中もとてもきれい。

玄関や大客室、書斎などが見学でき、企画展で使用されていることもあります。内装は当時を代表するフランス人美術家に依頼したため、細部まで見ごたえがあります。とくに大食堂の照明は、ガラス工芸で有名なルネ・ラリックのデザイン。「パイナップルとザクロ」がモチーフになっていますのでお見逃しなく。

庭園は整備中で、順番に公開中です。庭園のみの入場もでき(有料)、お庭だけをゆっくり眺めるのもいいですね。

 

■澤乃井櫛かんざし美術館(青梅市)

img01参考:http://kushikanzashi.jp/

 

女性の髪の毛を飾る櫛やかんざしを集めた美術館です。江戸時代から昭和にかけての逸品があり、所蔵品は約4000点。展示室ではいつも400点が見られます。

櫛の素材は木・べっこう・象牙・瀬戸物・ガラス・水晶・金銀など幅広く、あらゆる手法がつかわれています。

たとえば江戸後期のかんざしに「檜扇に鳥かご飾り 金銀さんご びらびら簪(かんざし)」があり、かんざしの飾りに小さな鳥かごが付いています。かごの中にウグイスが入っているなど、細工が繊細で華麗です。髪かざりのほか、当時の女性の衣装や生活用品も展示されています。

風光明媚な青梅市にあり、美術館の庭園からは多摩川の対岸に、料亭「ままごとや」が見えます。美術館のオーナーである「澤乃井酒造」が運営しており、とってもおいしいので見学後にランチするといいですよ。

 

■根津美術館(港区)

home_slide_img_05参考:http://www.nezu-muse.or.jp/

 

こちらは日本美術と東洋の古美術を集めた美術館です。もとは東武鉄道の社長だった根津嘉一郎さんのコレクションを展示しています。

美術館奥には庭園があり、お茶室も4つ。もとは根津家の私邸だったそうで、庭のあちこちに石像があったり、池があったりと見ごたえがあります。所蔵品はお茶道具が中心で、国宝が7点、重要文化財が87点も含まれています。

見学後の求刑は、ミュージアムカフェの「NEZUCAFE」でどうぞ。大きな窓ガラスから緑が見え、まるで森の中にいるようです。これで表参道と青山霊園に囲まれた場所にあるとは信じられないほど閑静です。

■東京ステーションギャラリー(千代田区)

5076参考:http://www.ejrcf.or.jp/gallery/

 

こちらは、重要文化財でもある東京駅の駅舎内にある美術館です。 「小さくても本格的な美術館」がモットーで、彫刻や絵画などの企画を実施しています。

展示品も素晴らしいですが、建物に見どころがあります。東京駅の復元工事にともなって、平成24年にリニューアルオープンしました。入口は丸の内駅舎北口のコンコースで、展示室は2階と3階にあるため、展示室からミュージアムショップへの通路からは丸屋根を間近に見られる貴重なスポットです。展示室の壁は、もともとの東京駅のレンガ壁を生かしてあるんですよ。ミュージアムショップは鉄道グッズが充実しており、鉄ファンにとっても要チェックな美術館です。

 

■まとめ 美術館と思わずにちょっと寄りたい

美術館と言っても、デートやショッピングの途中に立ち寄れるところが多いですね。美術品を見学すると思うと、おっくうになるかもしれませんが、建物や庭園を見るつもりで気軽に行ってみましょう。新しい発見があるかもしれませんよ。

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